家庭用至高の味噌汁(玉ねぎ水)
こんにちは、雨水戸です。
皆さん、味噌汁飲んでますか?
というか皆さんの知っている味噌汁って何が入っていますか?
おおかた、いりこや昆布やカツオなどで出汁などを取り、大根やら人参やら油揚げやらを入れて加熱し、味噌をぶち込んでできあがり、と言った所でしょう。
もったいねえ。
もったいねえんよ。
これがあるだけで旨みがぐんと上がるのによお。
ということで本日紹介するのは
【家庭用至高の味噌汁】です。
材料は簡単。
玉ねぎ、味噌、水。
以上です。
少ないと思った方はまあ賞味期限が近いものでも適当に入れてください。肉でも魚でも野菜でも。でもベースはこれだけ。味噌の種類はなんでもいいんですが、個人的には白の方が合う気がします。
では作り方を。
というか、これの鍵となる万能薬を紹介します。
【玉ねぎ水】
私の実家では普通だったんですが、聞いたところあまり普及していないらしいのでこれの作り方から。
玉ねぎを用意します。
剥きます。
気になる人は芯をとります。
スライスします。包丁でもいいです。
それっぽい容器に入れて水をぶち込み冷蔵庫に入れておきます。
中に入っているスライス玉ねぎが透明になったら完成です。(最短で1時間くらい。私は一晩おいとく。)
なんということでしょう!スライスした玉ねぎは水に晒されて辛さがなくなり、サラダでもりもり食べられます!
そして水には玉ねぎのエキスがたっぷり染み出していますね!
この玉ねぎのエキスが染み出した液を、
【玉ねぎ水】と呼称します。
これ、スープ類の出汁として超万能です。コンソメでも味噌でも潮汁でも冷や汁でもなんでもござれ。
さらにお肉などを漬け込んだり、煮込んだりするのにもよし、魚の臭み取りにもよし。
ついでに鶏胸肉のブライニングに最適で、この水と1:1の砂糖塩をジップロックに入れて一晩するとプリップリでしっとりした極上のお肉になります。
味噌汁です。
前述の玉ねぎ水に、今回はそろそろ食べなきゃいけないかなくらいの「タラのアラ」があったのでそれを入れます。
全然なくてもいい。
煮立てるとアクのようなアワが出てきます。この泡、白くて超絶細かいのは玉ねぎのエキスのうち辛み成分が凝固したものって聞いたような気がします。嘘かも。まあでもほっとくと消えるのでとらなくてもいいです。
☆もしこの段階で、青魚のアラなどを使っていた場合、茶色っぽい泡が出てきますがそれは魚の余分な油や血液などが固まったアクなので必ずとってください。臭みとか見栄えとかに影響します。
ついでにきのこもあったんでぶち込みます。シメジってエノキと間違えません?間違えないかー。そうだよね。
豆知識ですが、シメジは地面を占領するほどびっしり生えているので「占地」と書くそうです。賢くなったね。
そうこうしているうちにできました。
おいぴそう。いただきます。
タラのあっさりとした上品な味わいに玉ねぎの甘みがコクを出し、味噌が豊かに香ります。
このコクというか深み、味の奥行きを出してくれるのが玉ねぎ水なんです。
これほんとね、ストックしとくといい。パスタとかにも使えるので。
超オススメです。試してみてね!
それではさようなら。